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会社員(今はパート)で主婦でライダーで寝たきりの母の介護をしている、旅行&釣り好きの龍華のつれづれ日記。相棒はINTRUDER800。あー、魚釣りたい。


by ryuka0514
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たったひとりの反乱

先ほど、NHKを見てまして。
男泣きです。
いえ、出演者やレポーターじゃなくて私が。

見てたのはですね
「ヘドロの干潟をよみがえらせろ」
12月11日(金) 20:00~20:48
12月14日(月) 11:05~11:53 再放送
東京湾の最奥部に100種類もの野鳥が生息する「渡り鳥の楽園」と呼ばれる谷津干潟がある(千葉県習志野市)。国設鳥獣保護区、ラムサール条約湿地となった約40ヘクタールの干潟だ。かつては大量のゴミがあふれ、市の方針、住民の要請によって埋め立てが決まっていた。その計画を覆したのは、森田三郎という新聞配達員だった。彼は再生不能と呼ばれていた干潟で、ヘドロにまみれながら、ひとりでゴミを拾い続けた。10年に渡る奮闘は世論を動かし、行政の埋め立て方針を撤回させることに成功。いったい何が男の気持ちを駆り立てていったのか。


幼少の頃遊んだ干潟の変わり果てた姿を見て、地域住民や行政に妨害されつつ、たった1人でゴミを拾い続けた男の話。
ゴミっちゅーても、コンビニ袋とかじゃないですよ?
犬・猫の死体に家庭ゴミ・ビニールに自転車にバイクに冷蔵庫・木材に建築廃材に・・・・って、ありとあらゆるゴミで埋め尽くされていた干潟。
しかも陸地のと違って拾い集めるにも相当の労力が。臭いもかなり酷かったらしい。
そんな中、誰も支援もなく・・・と言うより罵声を浴びせられたりゴミを陸にあげようとすると数人掛かりで取り押さえられたり、心も体もボロボロになりながら毎日たった1人で黙々と拾い集め、しかも事故で骨折しながらもギプスで干潟に立つ男。
そんな男を習志野市は邪魔者扱いし、ゴミの回収を拒否し続ける。

1人でゴミを拾い始めてから4年、近隣住民の主婦3人が「あの人は遠くから毎日通ってきているのに、私たちが何もしなくていいのだろうか」と参加。
その頃、世間では国民が環境問題に興味を持ち始め各地でクリーン作戦なるものが行われており、主婦の提案で「第1回干潟クリーン作戦」なるものを決行。
参加者の中には罵声を浴びせた人達も混ざっていた。
ここで驚いたと言うか感心したのは、道路公団がボランティアでクレーン車を出してくれ、更に回収拒否され続けたゴミを回収してくれた事。
グッジョブだよ、道路公団(*^ー゚)b

クリーン作戦も回数を重ねる毎に参加者が増え、ゴミを拾い始めて10年後の1993年6月10日、とうとうラムサール条約湿地として認められるまでに。
男は現在もゴミを拾い続けている。


今日、私たちが海を見たり浜辺を散歩したり、夕日に向かってバカヤロー!と言ってみたり(森田健作かよ・・・)釣りをしたりできるのは彼のお陰でしょう。
私は彼にありがとうと言いたい。
ありがとーーーーーっ!!
by ryuka0514 | 2009-12-09 00:38 | その他